ダダをこねて丸めて食う

好きなものを好きなときに思いのままに

2001年のモックンは芸能界で1番美形と言っても過言ではない

再放送を撮り溜めしていた「水曜日の情事」というドラマ。

タイトル通りモックンこと本木雅弘の美形っぷりが凄まじい。

 

この人本当に顔立ちが整ってる。髪型がニワトリみたいで奇抜だけど、それもまた似合ってるし。

モックンが格好良いことは昔から知ってたけど、このドラマでのビジュアルが、自分の中のモックン史上で一番ときめいた。

 

ギラギラしてて、色気もあって、どの表情もステキで、どの角度から見ても完璧なビジュアル。

 

とにかく毎回モックンがしぬほどカッコいいということに悶えた。

役柄的にはどうしようもないクズだし何がしたいの?って感じだったけど。

 

 

ストーリー的には、相当エグいんだけど不倫ものにしてはなんだかコミカルというか軽いというか。

 

雰囲気が常に明るく感じるのは、モックンが演じる詠一郎というキャラクターのおかげかな。やってることはクズ中のクズなんだけど、なんか憎めないんだよね。

 

 

ある種ラブコメみたいなドラマだったのかも。ドロドロラブコメディ。…いや、ホラーとかサスペンスにも思えてきた。

 

 

ちょっと前に流行った、同じく不倫ものの「昼顔」(例に漏れずめちゃめちゃハマってた)は、斎藤工にキュンキュンさせられて世の主婦たちに「不倫っていいかも…♡」なんて思わせるような作りだったけど、やっぱり悲壮感が漂ってたよね。

結末も結構悲惨だったし。

 

 

まあ不倫するのが、夫なのか妻なのかってことでそもそもの視点も違うんだけど。これって一体誰をターゲットにしたドラマだったんだろう。

 

だって、誰にも共感できるところなかったよ?

天海祐希演じるあいと、石田ひかり演じる操の確執が、いまいちピンとこなかったのが1番の理由かな。

 

学生時代の彼氏略奪と、結婚してからの不倫。これを同等のものとして扱ってるのがどうも納得いかない。どう考えても不倫の方が重くない?

 

あいが自分の弟に操を誘惑させて、その現場を男に見せた…とか言ってたけど、結局のところ操だって誘惑に乗ったんでしょ?っていう。

無理矢理ってことなら酷いけど。

 

このエピソードだけで、

じゃあ操があいの旦那を寝取っても仕方ないね!

あいは罪滅ぼしに操に旦那を差し出すのが当たり前だね!

とはどう考えてもならないもん。

 

なんかこの二人の友情みたいなのもよくわからんかったしなー。

ま、だから感情移入は出来ないけど物語としてはこの二人の駆け引きすごい面白かったよ。

 

 

詠一郎に関しては行動と感情が矛盾しすぎてて、二重人格ですか?ってくらい理解できんかったけど、毎回入るモノローグにグッとくることも結構あったなぁ。

特に切なかったのが離婚届を2人で出したあとのシーン。

 

歩き出した後にお互い振り返るのは辞めようとあいが提案して、2人はそれぞれ反対方向へ。

でもあいは振り返ってしまう。
そこで詠一郎のモノローグ。

 

「言い出したお前が振り返ってどうするんだよ。そりゃ分かるさ。背中にお前の視線を感じたんだ。

泣いちゃ駄目だ。そこで泣いちゃ駄目だよあい。」


詠一郎がここで振り返らないで行っちゃうのが切なかった〜。

だって離婚届出す直前、本当に2人離婚しちゃうの?こんなに楽しそうで幸せそうなのに?っていうシーンが続いてたから。

 

むしろ振り返るのはあいじゃなくて詠一郎だと思ったし。

あいの、詠一郎を見守る視線が苦しかった。

 

まあこんな感じで割りと円満に離婚したのに、結局このあとも詠一郎はあいと操の間をふらふらして、最終回まで美男子クズのまんまだったとさ。めでたし。

 

最後に。

オープニングの久保田利伸の「Candy Rain」

オシャレで切なくて最高に好きでした。