フェアリーズの楽曲を振り返る【前編】
自分がフェアリーズのファンになったのは曲が好きだったから。いや、ビジュアルも好きなんだけど。
ということで、フェアリーズの楽曲をデビュー曲からカップリングも含めて順に追っていく。初期は両A面が多い。
ちなみに、公式がPVとメイキング映像を高画質でアップしている。あとイベントが基本的に撮影OKだからその様子をファンがアップしてくれているので、youtubeで探せば全曲フルで聞ける。
●1st Single 2011.9.21
「More Kiss」
まだあどけない顔をした女の子たちが、すんごいヒールでダンスしながら「キスしてもっとライカベイベー」って大人びた歌詞を歌う衝撃のデビュー曲。この曲では伊藤萌々香が一人でマイクを持ち、残りの6人はバックダンサーという体制。
PVではみんな幼さが残る中、伊藤のビジュアルが既に完成されててずば抜けたオーラがある。圧倒的なセンター感。
確かこのくらいの時期に少女時代やKARAがブームだったためか、足を大胆に露出してパフォーマンスする姿や、ちょっとオシャレっぽい曲調(語彙力)がK-POPのパクリと言われることもあった。
伊藤のソロ曲みたいなものだけど、デビュー曲は特別という認識があるので、歌声や表情が大人っぽく変わっていくのに合わせてどんどん進化させていってほしい一曲。
「Song for You」
モアキスとは一転、歌割は全員にあり、メロディーやダンスも年相応の元気な女の子という感じの曲。アップテンポでファンも一緒に盛り上がれる。この曲が一番好きというファンが多いと思う。メンバー自身も、Twitterなどで過去にそう答えていたことがあったはず。
林田真尋がメインっぽい。
フェアリーズがデビューでこけたのは、リード曲をこっちにしなかったせいだって言われる事もあるけどどうかなあ。自分はモアキスが好きでフェアリーズにハマったタイプだしこっちだったら興味持たなかった気がする。
●2nd Single 2011.12.21
「HERO」
伊藤と野元空の二人がメインで歌う。英語の歌詞が多く、「誰もがみんな名もなきスープァースター」とか発音がすごい。ダンスもキレキレで、これぞフェアリーズという一曲。
FNS歌謡祭だかで披露したときに、和田アキ子やTOKIOがノリノリで手拍子とかしてくれてたのを覚えている。確かにノリたくなる良いリズム感。
中盤にある下村実生と清村川音のパートやダンスは、清村が脱退(活動休止中?)した為、現在は藤田みりあが代役を務めている。
「Sweet Jewel」
キラキラソング。PVもキラキラ。歌詞もキラキラ。とにかく可愛いを集めました、という曲。「チュッチュッ」のフリも可愛い。
サビのメロディーが一瞬プリプリの「ダイヤモンドだね~♪」を彷彿とさせる。
●3rd Single 2012.04.04
「Beat Generation」
伊藤、野元に加えて井上理香子の歌割が若干増えた。フォーメーションも、伊藤を中心にして野元と井上がその左右に立つポジションが多い。着用しているジャケットの色分けが不思議。
ダンスがすごい。ステップが複雑そう。メロディーもダンスもスピード感があって良い。この頃の伊藤はツンとした顔をしててすごく好み。
サビのフリが2パターンあった気がする。途中ジャンプするパターンの方だと、高いヒールだから着地の時にグネらないか心配。
フェアリーズ初のバラード曲。片想いの曲。名曲といって良いと思う。メロディーが切なげで、パフォーマンス中のメンバーの表情も良い。
PVでは、隙間から差し込む光が壁にうつり、林田の背中に大きな羽が生えているように見える。狙ったのか偶然なのかわからないが、あの画は素晴らしい。天使。
2014年のライブではスタンドマイクで歌っていたが、フリも結構好きなので少し残念。
●4th Single 2012.07.25
今までカッコイイ系で来てたのに、路線変更!?とちょっとショックを受けた一曲。
衣装もジャケットにショートパンツ的なスタイルから、フリフリのミニスカート風になった(野元と清村は男役っぽい衣装)。前作までは基本的に全員ポニーテールだったが、髪型にも個性を出すようになった。
Twitterを題材とした歌詞で、ついにこういう時代が来たかと。「フォロー♪フォロー♪ツイツイ♪」って、今思えばフリも可愛いし耳に残るフレーズだけど当時はなんだか見てて恥ずかしかった。w
このちょっと後に、ザイル系女性グループが「フォロミー♪フォロミー♪」って似たような歌出してそれが結構話題になって、そこから勢いづいていったっていうトラウマ抱えてる曲でもある。
「Sparkle」
ディスコっぽい曲。「このまま朝までレッツパーリナイ」って歌詞だけ見ると超ダサイけど曲調は良い。
振付が印象的で、曲始まりで千手観音があったり、でっかい銃を持ってるようなフリがある。サビ入りでドヤ顔するところも良い。
PVではファッションショーみたいな感じで、普段あまり見ない格好で一人一人映るシーンがあるので新鮮。
●5th Single 2012.11.14
「White Angel」
前作の雰囲気をぶち破るダンサブルな一曲。縦に並ぶフォーメーションなどは見てて面白い。曲の終わりにガツガツ踊る構成になっている。
前奏では藤田みりあを中心に踊るフォーメーション。歌割は伊藤、井上、野元の3人がメインで歌い、残りの4人はサビでもメインメロディーは歌わずコーラスに徹している。野元がバッサリと髪を切ってショートヘアにイメージチェンジ。
CDのジャケットを3人と4人で形態別に分けるという手法をここに来てついに取り入れた。清村が脱退する前の最後のシングル。
「One Love」
このシングルで初めて両A面ではなくなったため、初のカップリング曲となる。PVが作られなくて寂しかった。
オシャレな曲。歌詞も結構ステキ。割としっとり系なので、今までの中で一番歌唱力を試される歌かもしれない。前奏から一番の途中まで、一人一人振付が違う。サビで藤田が上手く踊れない箇所がある。
とりあえず半分まで来たので一旦切る。
後編に続く。